確定申告 仮想通貨所得をe-Tax送信

 確定申告等作成コーナーで仮想通貨所得をe-Tax送信してみた。まず国税庁ホームページから確定申告書等作成コーナーのページに行きます。

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作成開始をクリック

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e-Taxをクリック

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電子証明書の再登録

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所得税コーナーへ」をクリック

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真ん中の赤いところ、「左記以外の所得のある方」をクリック

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上の図では見切れてますが、「給与所得」の横の「入力する」をクリック。 ここから勤務先から貰える源泉徴収票を用意して、画面の指示通りにそのまま入力するだけ

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以降源泉徴収票見ながら入力

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ここから仮想通貨による所得の入力です。「雑所得」「その他」の横の「入力する」をクリック

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上記以外(報酬等)の横の「入力する」をクリック

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「収入金額」に入力

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次は住民税。所得税とは別に住民税の納付も必要で、確定申告した所得を元に住民税の納付額が決まります。

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勤務先に分からないように「自分で納付」を選択

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送信

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メッセージボックスから納付できます。

私はスマホでメッセージボックスを確認してクレジットカードで支払いました。あっという間に完了!

 

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2017年を例とすれば、2017年1月1日から12月31日までに得た利益について2018年3月15日までに確定申告をおこない、所得税を納税することとなりますが、それから2~3カ月ほどすると住民税の納付書が送られてきます。
住民税(都道府県民税と市区町村税の合計)の税率は前年所得の10%と一律されており、基本的には確定申告の内容をもとに市区町村が税額を計算してそれぞれに通知が来るようになっています。

ルート証明書とは

確定申告書等作成コーナーの事前準備セットアップの中で、「ルート証明書のインストール」とあるが、ルート証明書って何だ?

ルート証明書とは

接続先のサーバから受け取った証明書が信頼できるものか検証するために、あらかじめ持っておく信頼された認証局の証明書。

HTTPS通信の開始方法

以下の3番でルート証明書を使います。

  1. クライアントがセキュアなウェブサイト(https://)へアクセスし、SSL暗号化通信で接続を要求
  2. ウェブサーバは、自分自身を証明するSSLサーバ証明書をクライアントへ送付。
  3. クライアントは、あらかじめ登録されている信頼されている認証局の証明書(ルート証明書)を使って送付されたSSLサーバ証明書の署名検証を行う。
  4. クライアントはSSLサーバ証明書からウェブサーバの公開鍵を取得し、これを使ってプリマスタシークレット(共通鍵を生成する基となる乱数データ)を暗号化し、ウェブサーバへ送付。
  5. ウェブサーバは自分の秘密鍵を使って、プリマスタシークレットを復号。
  6. 上で共有されたプリマスタシークレットを基にクライアントとウェブサーバで同じ共有鍵を生成・共有し、以降はこの鍵で通信。

SSLサーバ証明書の署名検証

確定申告 e-Taxの事前準備セットアップ

 

e-Taxを使って申告をするには、事前準備セットアップが必要です。

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事前準備セットアップ

まず国税庁ホームページから確定申告書等作成コーナーのページに行きます。

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作成開始をクリック

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e-Tax」をクリック

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自分のPCに事前準備セットアップがなされていない場合は「事前準備セットアップの更新が必要です」のチェックボックスがOFFになってるので「ダウンロードはこちら」を押下

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「平成29年分事前準備セットアップ」を押下

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「インストール」を押下。以下が実施される。

  1. 信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイト登録
  2. ルート証明書のインストール
  3. 作成コーナー用モジュールのインストール
  4. JPKI利用者ソフトのインストール

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はいを押下

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「更新通知機能」について、とりあえずはいを選択

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OKを押下

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完了を押下

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完了を押下

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もう一回作成開始をクリック

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「平成29年分事前準備セットアップは正常に適用されています」にチェックが入っています。

マイナンバーカードと公的個人認証サービス

公的個人認証サービスとは

インターネットを通じて、公的にに本人確認ができるようにするサービスのことです。マイナンバーカードのICチップ等に、「電子証明書」を格納することで、利用できるようになります。

申請や届出などの行政手続きをする際に、他人による「なりすまし」や「改ざん」などを防ぐ目的で活用されます。

電子証明書

 電子証明書には、以下の2種類があります。

作成した電子文書について、本人が作成・送信したものであることを証明。パスワードは「6文字以上16文字以下の英数字」。基本4情報を持っている。

ログインした者が、利用者本人であることを証明。パスワードは「数字4桁」。基本4情報を持っていない。

公的個人認証サービスの流れ

ログイン時には基本4情報は送信しません。

  • 初回申込時

利用者が講座開設申込書等に秘密鍵電子署名を行い、署名用電子証明書を付けて金融機関などの署名検証紙者へ送付。

署名検証者は署名検証を行う。(公開鍵に対応する秘密鍵で署名されたか、またJ-LISに問い合わせを行い電子証明書が有効かを確認)

その後、申請内容確認を行う。(申込書等と電子証明書の内容を突合)

その後、申請内容をデータベースに登録。

その後、J-LISに問い合わせを行い、署名用電子証明書の発行番号から利用者証明書の発行番号を取得。

その後、2つの電子証明書を紐付けてデータベースに登録する。

  • 2回目以降

利用者がログイン時に秘密鍵を使った利用者証明用電子証明書を金融機関などの署名検証紙者へ送付。

署名検証者は利用者証明検証を行う。(事前の紐付け情報を確認、またJ-LISに問い合わせを行い電子証明書が有効かを確認)

参考:公的個人認証サービスの利活用について

二要素認証と二段階認証

 多くのネットバンクや仮想通貨取引所では、セキュリティ強化のために「二要素認証」が導入されていますが、時々「二段階認証」と表示されているところがあります。意味が違うので混同しないようにしてほしいと思います。

二要素認証とは

 本人かどうかを認証するための要素は3つあります。その内2つの要素を使った認証を「二要素認証」といいます。

 例えば、「ID+パスワード」でログインした際にGoogle Authenticatorで発行したワンタイムパスワードを入力させるといった仕組みは「二要素認証」と言えます。

  • 記憶(SYK: Something You Know)

 「ID+パスワード」は、本人だけが知っていることを認証に使用しているので、記憶という一要素になります。一番手軽な認証方法です。

  • 所持(SYH: Something You Have)

 本人のみが所持している物によって利用者を認証する方法であり、マイナンバーカードやGoogle Authenticator等のワンタイムパスワードなどがあります。銀行のキャッシュカードやネットバンクの乱数表もそうですね。納税のe-Taxマイナンバーカードで電子申告ができますが、カードリーダーを入手しないといけない事がネックと言われています。

  • 特性(SYA: Something You Are)

 いわゆる生体認証です。本人の特性としての指紋、音声、虹彩、顔の形などを識別することによる認証です。iphoneでは指紋認証とか顔認証とかすでにありますね。これはセンサーデバイスの普及とプライバシーの課題が普及のポイントと思います。

 

二段階認証とは

「二要素認証」とは3つある認証要素の中から2つを認証に用いるというものですが、「二段階認証」は認証を2回に分けることでセキュリティ強化を図ったものを指します。

 ネットバンクで「ID+パスワード」でログインする際、予め登録した個人情報に関する質問が出され、そこへの回答が正しくなければログインできないといった仕組みがあったりしますが、これは両方とも記憶のものをつかっているので「二段階認証」となりますね。

二要素認証の解除と再設定

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前に海外仮想通貨取引所『KuCoin(クーコイン)』 で口座を作り、二要素認証の設定をしたものの、忘れてたことがありました。それは「アカウントキーのバックアップ」!これをやっておかないと、スマホを買い換えたり、壊れたり紛失や盗難にあった場合は使えなくなってしまいます。

なので、単純にこの二要素認証の設定を解除した後に、バックアップ(といってもアカウントキーをメモるだけですが)して再度設定をやり直しました。

二要素認証の解除

1.ログイン後、上のメニュー【設定】から【グーグル2-ステップ】をクリック

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2.アカウントキーやQRコードはもはや見えません。「グーグル2-ステップ認証の解除」をクリック

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3.認証アプリ(Google Authenticator)で、いつも使っている表示される6桁の数字を入力

4.解除されて、設定前の状態になります。新アカウントキーなどをメモるなり、印刷

認証アプリ(Google Authenticator)の再設定

1.認証アプリ(Google Authenticator)を起動し、該当のエントリーを削除

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2.ポップアップで「アカウントを削除」をクリック

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 3.この画面で 「設定を開始」をクリックして、再度認証の設定